第二種電気工事士合格しました

試験自体は去年末に終わっていたのですけれど、免状がようやくとどいたのでこれで一段落ということで。まとめてご報告。

免状の人相が怪しすぎるので(おそらく自分が送った証明写真より明度が落ちている気がする)、ここではぼかすとして、遅ればせながら振り返ってみますか。

なぜ

前回簿記3級受けてからなんやかんやで1年経ってますが、まあなんか継続的になにかしら勉強を続けていく一つの方法として試験を受け続けるのも自分的にはあってるスタイルなので、なにか受けるとしたらなにがいいかなって思った時に、なにかと便利な気がする電気工事士を、と。

別に家の工事を自前でとかそういう計画があるわけじゃないですが、知識と資格があればきっと役に立つこともあるはず、と。もちろん、結局役に立たなくても、ね、気にしない。

一般財団法人 電気技術者試験センター

筆記試験に向けて

勉強しはじめたのは2022年の夏ごろ(参考書をAmazonで買ってないから履歴がない・・・けど多分6月後半くらい)。使ったのはこの本。

もちろん今は、2023年度版がでているのでそちらをどうぞ。

最初ざーっと読んでも当然頭に入ってくるわけもなくて、2周目くらいから本腰入れます。このあたりからアプリも使って、過去問をぽちぽちと。

さすがに過去問も最初は全然ダメだけれど、何度も解きながら覚えていくスタイル。

アプリについてですが、前者は問題量が少ないし課金しないと全部はみられないけれどそれでも各問題ごとに解説がついているのでそれがすごくよかったです(つまり課金した)。後者は問題数がとにかく多くて、こっちはこっちで量をこなすのにはよかった。

通勤時間に前者を2周くらいして、後者をとにかくやり込む、本番直前は前者に戻って解説を見ながら最終確認、って感じで。

もちろんこれだけじゃなくて、本家のサイトから取得できる過去問を本番形式で解いていきます。サイトにのってるのは全部解きました。平成21年のからだから・・・何年分?かはさておき、PDFをiPadに取り込んでいつものように。

試験の問題と解答 | 一般財団法人電気技術者試験センター

iPad miniだとちょっと画面が狭いので、配線図とかが小さく見にくかったり、複線図が書きにくかったりしたけれど、それはそれとして。

2時間の試験時間に対して、ざーっと解いて見直しなしでだいたい30分。50問中45問以上くらいは正解するようになってました。最後は上述のようにアプリで最近の過去問を復習しつつ、苦手な部分の複線図を何度も書いてみたり、参考書をもう一度全部読んでみたり。

筆記試験

ネットで受験申込をするんですが、受験票が届くのは気持ち的に試験ぎりぎり。10月30日の試験にたいして、10月14日に発送されたはずの受験票が10月18日に届きました。なんか届かないとドキドキしますよね。

当日の話はここにも書いてた。

第二種電気工事士筆記試験 – itokの日記(2022.10.30)

1時間経ったら途中退席ができたので、30分くらいで解いて、何度も見直して、退出可能になったら退出っていう感じで。

とにかく問題用紙が思ったよりでかかった(普段の作業領域と大違い)ので、なるほどこれなら書き込みもたくさんできるし、図も見やすいですね、って。(技能試験のは普通にA4サイズだけど、筆記のはB4サイズ)

解答は翌日に公表。9〜10時くらいには公表されていたかな。早速自己採点したら50問中48問正解っぽかったので多分大丈夫!(6割正解が合格ラインだそうで)

技能試験に向けて

技能試験には工具がいるし、練習のためには部材も必要。

筆記が受かってないとなんか買いそろえる気にならなくて、そのへんはちょっと様子見をしてたんですが、結局購入。まずは、工具の使い方とかを動画で確認。

一式を販売してるHOZANさんの動画が見やすくてよかったです。主に単位作業の動画を見てましたが、たんたんと手元で組み立ててくれるんで、時間のある時に1.x倍速再生とかして何度も確認したり。

電工試験の虎_ホーザン – YouTube

本も1冊買いました。

1回目は、本に載ってる課題を作りながらわからなかったら解説を見る、という感じ。最初の数パターンは40分の試験時間に対して参考書を見ながらぎりぎりくらいの時間がかかっていましたが、徐々になれていきます。同じ作業が多いし、複線図書くのも筆記の時にさんざん練習したので。

2回目は、前期試験の過去問を実際に解いていきます。パターン決まってるんで、上の本に載ってる課題とそんなに違うところはないんですけれど。過去問をプリントアウトして、その余白に書き込みしてっていうなるべく本番に合わせたスタイルで。そうそう、本番の作業スペースがわからなかったですが、ネットで調べてみたら幅100cm / 奥行き50cmくらいが目安っぽいので、それもなんとなくそれくらいに合わせてやってました。

1日1パターン、夕食後に台所でおもむろに配線を組みはじめるおとーさん。そんな光景の広がる日々でした。

参考書や動画では計測方法とか剥く長さについていろいろスタイルがありましたが、それは自分に合ったものをその中から選んできてある意味自己流確立。いろいろ見てると、とにかく素早く急いで作業できるようにっていう感じのモノが多いですが、そんなにあわてなくても、手順をスムーズにこなせば急ぐ必要はなかったかなあ。結局、ケーブルの長さはメジャーで測ったし。

ケーブルといえば、最初に各配線の実際のケーブル長を書き込んで、配布されたケーブルをどのように分割したらいいか目安を作るようにしたら、ケーブルが余ったり足りなくなりそうだったりそういう過不足がなくなってよかったです。

最終的にはほぼ20分で組み立てられるようになったので、落ち着いて丁寧に作っても時間的には余裕があるな、という仕上がり。

全課題を2周して、ちょっと気になるやつだけもう一回やってみて、あとは単位作業を個別に練習して当日に向かいます。

それと、公表されている欠陥の判断基準は試験直前まで何度も目を通しました。ここ大事ですからね。

技能試験

京都府はみやこめっせのだだっ広い会場で行われました。この間イベントあったとこやん、このフロアに全受験者いるんか〜、とかそういうのはさておき。

12月24日の試験だったので、寒さ対策は万全に。会場はもちろん特に寒くはなかったけれど、指がかじかんで動かないとかそういうの困りますからね。

作業はいわゆる普通の長机の両サイドに2人掛け。想定していたくらいの広さですが、ちょっと奥行きが狭かったも。とはいえ、やっぱりある程度狭い作業スペースで効率良く組み立てていく練習も必要ですね。机のどちら側に座るかでも部材の置き位置と変わるからこの辺は完全に運。まあその運で左右されるほどのことはないと思うけれど、自分的にはやりやすい側に座れたのはよかったかなあ。

部材が配られた瞬間にその部材でどのパターンの試験かだいたいわかるから、脳内複線図が事前におおよそ書けるという。

落ち着いて組みはじめて、それでも珍しく圧着に失敗しかけたりしたけれどそこは深呼吸。ゆっくり丁寧に組んだので想定通り30分くらいで組み終わり、残り10分使って最終確認。試験時間終了後は作品が回収されるのをひたすら待ちます。

技能試験も翌日くらいに解答が公表されてたけれど、それを見たところで自分のに欠陥があったかどうかはわからないのでそこはスルー。

合格

ここまでが去年の話。

1月末にWebで合格発表があり、無事に合格しているらしいとのこと。

余談ながらWebの発表は自分の番号が「合格者リスト」に含まれているかどうかを検索して返す仕組みになっていて、結果表示の「合否」の欄が「合格者一覧にあります」っていう記載になってるのがなんとも不思議な気持ちに。そこは「合格」って書いてくれないとなんか不安になるよ〜みたいな。

で、2月8日合格通知書が届きまして、これで完了でもよかったんですが、せっかくなので免状も発行してもらいます。

免状発行の手数料支払いとか証明書の写真とか準備するものはいくつかあるんですが、それをそろえて2月10日発送。

第二種免状交付申請手続きについて|京都府電気工事工業組合(公式ホームページ)

だいたい3週間くらいかかるってことで、合格直後はもっと混むってことで、そんなイメージで待っていましたが、3月14日に不在票が入っていて(簡易書留)最終的に受け取れたのが3月16日でした。受け取った免状が冒頭のやつです。これで任務完了。長い道のりだった〜

雑感

前回の簿記の試験ほどには緊張しなかったかも。試験の雰囲気を思い出してきたからかな。

いつもながら、ある程度問題が解けるようになるまでがつらい。今回は覚えることが多かったですからね。パーツの名前とか用途とか、そういうのはなかなか難しい。

個人的には筆記試験の前にちょっとくらい技能の知識を入れていたら、もっと解きやすかったかもっていうのはありました。コンセントの配線とかね。余裕があれば、だけど。技能の勉強はじめて「あー、ここまで勉強していれば、筆記で悩まなかったのに〜」とはなったので。複線図にしても実物と連動させると頭に入りやすかっただろうなあ。(6割で合格なので、そこまで突き詰めなくてもいいんですけれど)

そしてそういったもろもろはもう忘れてきているけれど、、、いくつかは記憶の片隅に残っていて、普段の生活でも役に立つことでしょう。

というのも、家のメンテの話をしたりする時にちょっとだけ話がわかるようになった気がするのです。多分。

一応次の目標もあるような雰囲気で、なんとなくぼちぼち動き出してはいるんですが、どこまでいけますかねえ、あきらめずに走りきれるかな、どうかなあ。


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